オントロ Photoblog

カメラ(Fujifilm X-PRO2), バイク(XJR1300)

最後の空冷ビッグネイキッド・XJR1300

f:id:dorapon10:20200705004027j:plain
ヤマハ・XJR1300。エンジンとエキゾーストパイプの造形美が堪らない


f:id:dorapon10:20200706194740p:plain
空冷エンジンフィンは比類なき美しさ


ヤマハを代表するビッグネイキッド

人生において、一度はビッグマシンに乗っておきたいという思いがあり、初年度登録2001年、走行距離51,000kmの中古車を購入。

「ハンドリングのヤマハ」と称されていたようですが、曲がりやすく、乗りやすいバイクには違いないようです。

エンジンフィーリング

4気筒エンジンらしく吹け上がりはスムーズで、ハンドルに伝わる振動も大きくない印象。ハンドルの微振動は、このバイクの前に乗っていたGSX250R(250cc, 2気筒)の方が大きく感じた。

エンジンが暖まってくるとタペット音が大きくなり、アクセルに対するレスポンスも悪くなる。しかし、これが空冷エンジンの問題なのか、あるいは年式と走行距離の問題なのかはわからない。

全体的な傾向として、メカノイズは大きい。街乗りでは少し気になるほどの大きなタペット音がしていたエンジンだが、フラッシングゾイルでエンジンフラッシングし、スーパーゾイルを添加すると、幾分かノイズは小さくなった。

9000回転からがレッドゾーンのエンジンだが、3速3000回転で60km/hを優に超えるので、街乗りでは持て余す程度のポテンシャルがある。正直なところ、スピードを抑えて乗るのが大変。
高速走行時は、5速3500-4000回転で100km/h程度。

実燃費

リッターあたり12kmという、バイクにあるまじき数値。それでも、'05年までのキャブレター仕様はレギュラーガソリンで乗れるので、ハイオク仕様が標準となった最近のビッグマシンに比べれば、あるいは...

排気音

大排気量のせいか、純正マフラーでも排気音はかなり大きい。ヤマハ音楽教室を開講できる。

今までにやってあげたこと

フラッシングゾイル / スーパーゾイル:予算の都合上、高走行車を購入してしまったので、これで少しは良くなるかと思い試してみた。

元々ノイズの大きいエンジンだが、少しノイズが小さくなった。副次的効果として、アクセルレスポンスが良くなり、少しのアクセルワークでエンジン回転数が上がりやすくなったと感じる。

モリワキのエンジンスライダー立ちごけは致命傷と心得よ

デイトナスマホホルダー・USB電源:ツーリングに手放せない。しかしながら、googlemapをナビ代わりにすると、目的地に行くまでに遭遇できる面白い場所を見失いがちになるので、ツーリングマップルの方がよいのかと模索中。


ジャンク屋で買ったシートバッグ:これがツーリングに必須。背嚢を背負ってバイクに乗ると非常に疲れる。これを買う前は、リュックをツーリングネットでシートに括りつけていたが、バイクに乗るときにいちいちこのような事をしていては、バイクに乗る意欲が知らず知らずのうちに削がれるだけだ。


リアキャリア(ライディングスポット製):キャンプ道具を積めるような仕様、せめて、近場に買い物へ行き、ビール缶6本くらいは積んで帰れるようにしたいと思い、取り付け。シートバッグの取り付け位置を後ろにずらせるようになり、楽なポジションをとれるようになった。キャンプは未検証、いずれやりたい。


ETC(元々付いてた)

強化クラッチ(元々付いてた)

取り回し・足つき

シート高は795mmで、身長170cm(公称)の筆者としては、シートにまたがったまま後退できるビッグマシンはこれしかないように思える。

大型バイクの中では、取り回しはかなり良い方だと思う。

総評

f:id:dorapon10:20200706195421j:plain
XJR1300を前にすると、早く行こう、と語りかけられているように感じられる。シートに跨れば、さらにこのバイクと対話することになる

排ガス規制に対応できず、生産終了となって久しいXJR1300。

更に乗りこなし、このバイクの特性を知るのが楽しみです。

近況

長らくご無沙汰していました。

今、縁あって、出身地とも大学のあった地とも異なる場所で職を得て生活しております。

私の住処は、自然豊かで、20-30km足を伸ばせば、ツーリングスポットの多くある土地です。

新型ウィルスで海外へ出られない今、バイク(XJR1300), 写真(Fujifilm X-Pro2, NIkon New FM2) を中心に、細々と更新する心算です。


(了)

白黒フィルム(T-MAX)の現像とプリント

f:id:dorapon10:20170517152928j:plain

こんにちは。Dorapon10です。
最近は就活やら勉強やら酒飲みに多忙で、なかなか写真が撮れません。
そんな中で、一時の癒しにと、大学の写真講座で銀塩モノクロ写真をぼちぼちと撮っています。

フィルム現像

f:id:dorapon10:20170517153539j:plain

フィルムは冷蔵庫に保管

LPL 現像タンク プラスチック現像タンク5041 リール2個付 L40221

LPL 現像タンク プラスチック現像タンク5041 リール2個付 L40221

デジタル写真全盛期のいま、フィルムは、写真メディアとしては滅びつつあります!少なくとも、フィルムをイチから現像してプリントしようなどと考える人は、芸術学部写真専攻の人々を除けば、絶滅危惧種なのではないでしょうか。レッドデータリストに載っても、おかしくない!
その証左に、フィルム現像に使用する薬剤は年々値上がりし、品薄になるばかり。東京まで出て、購入するほかありません。

現像の仕方については、以下のサイトが詳しいです。

モノクロフィルムの自家現像・手順編 – フィルムのススメ


f:id:dorapon10:20170517153536j:plain

これは現像に失敗したフィルム。薬剤ムラが生じてしまっているだけでなく、完全に感光してます、これ。
フィルムを取り出して、専用のリールに巻き付ける作業の時、誤解して暗室のセーフライトを点けて作業してしまうと、こうなります。フィルムを取り出してから容器にしまうまでは、必ず完全暗室で作業しなければなりません。
これで、36枚撮りフィルムと、撮影に費やした時間が無駄になります...ああ。

現像が終わったネガシートは、画像6枚ごとに切って保存します。

f:id:dorapon10:20170517153557j:plain

ベタ焼き

f:id:dorapon10:20170517153545j:plain

ネガを引き伸ばしする前に、仕上がり具合がどうなるかを、実際に印画紙にプリントして確認します。引き伸ばし機(プリント機)は、大学にある物を使用します。
これも、現像液・停止液・定着液と薬剤を使用して、注意深くやっていきます。

f:id:dorapon10:20170517153548j:plain

猫もあるよ!


ベタ焼きだけでも、自分で撮った写真が浮かび上がってくるのは、感動ものです。写真は楽しいなぁ...などと恍惚も束の間、目の前には、写真機材や薬剤を購入したクレジットカードの請求書が届くのみ。
せめて印画紙だけでも、もう少し安くならんかなあ。

Nikon NewFM2 -オールドカメラの世界-

f:id:dorapon10:20170422233247j:plain
FUJIFILM X-PRO2+XF23mm F2 R WR

目黒のカメラ店「三星カメラ」で、NikonのオールドカメラNewFM2と、よさげなレンズを見つけた。...というのはウソで、事前にインターネットで下調べをして、オールドカメラが安く手に入る店を探したのだ。店員はいい人で、もう少し安いレンズはないかと聞くと、まだ棚に並んでいないものを持ってきてくれた。
このサイトを見て探した。中古カメラは、新宿西口で探すと手に入りやすい。

カメラファン | 中古カメラ・レンズ検索サイト/欲しい中古カメラが見つかる!


私事になるが、今年から銀塩写真に手を出すことになった。モノクロフィルムを自家現像するという、デジタルの御時世においてはかなりマニアックな作業になる。大学の設備を使わせてもらう、かなり本格的なものになるだろう。
それでもやるのは、フィルムカメラ特有の写り方・空気感が好きだからであり、たまには情報過多・情報が詰まったデジタルから離れて、異なる地平から写真について考え直したいという気分からでもある。

とにかく、フィルム写真に、価値を感じていることは間違いない。


f:id:dorapon10:20170422233715j:plain


f:id:dorapon10:20170422233721j:plain


f:id:dorapon10:20170422233729j:plain


f:id:dorapon10:20170422233742j:plain


f:id:dorapon10:20170422233746j:plain


f:id:dorapon10:20170422233752j:plain


Nikon NewFM2 + Nikkor 50mm F1.4


古いメディアで古いものを写せば、既視感がある。しかし、古いメディアで新しいものを写せば、独特の雰囲気が出る。
オールドレンズやフィルム写真の世界は、カメラを本格的に始めた昨年8月からすれば、想像もできない世界だった。いまは、写真を撮ることに夢中で、ほかのことが入ってこない。なぜだろう。就活だからか?

ちなみに、上から2番目のバイクの写真は失敗している。「二重写り」といって、フィルムの巻き上げが不十分だったのか、あるいは巻き上げレバーをいじりすぎたのか、前のコマと重なって写ってしまったのだ。写真左の白く映っているところは、トタンでもカーテンでもなく、前のコマで入れた目黒消防署のコンクリート


f:id:dorapon10:20170422234422j:plain

この右部分が、次の写真の左部分に入ったのだ。

デジタルに染まり、アナログカメラの使い方を忘れていた故の失敗だ。
人類は、自分は、進化したのか。退化したのか。


いま、若い人たちの間でフィルムカメラが再ブームだ。カメラ初心者にとって、ライカやハッセルブラッドをも凌駕する名機「写ルンです」も、わずかではあるが再び売れ行きを伸ばしているし、かつて日本でブームになった、撮った写真がすぐに出てくるインスタントカメラ「チェキ」は、今やアジア諸国で人気のカメラとなっている。秋葉原(アキバ)のヨドバシカメラも、チェキ・コーナーを広くとっている。


かたや自分も、フィルムカメラ独特の空気感・写りに惹かれて、3万円もはたいて購入したクチだ。現像代も今は高いから、もっとかかる
だろう。
気になるのが、まさにフィルムカメラを青春時代に使われていた諸賢の方々の意見だ。いまフィルムカメラが再ブームを迎えていることに対して、どのような意見を抱いているのか。フィルム写真に価値を感じるかどうか。フィルムが滅びていくこのご時世において、フィルムで撮ることに何の価値があるのか。このブログをご覧になった、諸賢のご意見を伺いたい。


ちなみに、Nikon NewFM2は、完全マニュアルのカメラだ。絞り・シャッター速度を全て自分で決めなければならない。いちおう、ファインダー内に露出計があるが、+(露出過多),0(適正),-(アンダー)の3種しか表示されない。また、電池が切れても、撮影に何ら支障がない。