オントロ Photoblog

カメラ(Fujifilm X-PRO2), バイク(XJR1300)

最後の空冷ビッグネイキッド・XJR1300

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ヤマハ・XJR1300。エンジンとエキゾーストパイプの造形美が堪らない


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空冷エンジンフィンは比類なき美しさ


ヤマハを代表するビッグネイキッド

人生において、一度はビッグマシンに乗っておきたいという思いがあり、初年度登録2001年、走行距離51,000kmの中古車を購入。

「ハンドリングのヤマハ」と称されていたようですが、曲がりやすく、乗りやすいバイクには違いないようです。

エンジンフィーリング

4気筒エンジンらしく吹け上がりはスムーズで、ハンドルに伝わる振動も大きくない印象。ハンドルの微振動は、このバイクの前に乗っていたGSX250R(250cc, 2気筒)の方が大きく感じた。

エンジンが暖まってくるとタペット音が大きくなり、アクセルに対するレスポンスも悪くなる。しかし、これが空冷エンジンの問題なのか、あるいは年式と走行距離の問題なのかはわからない。

全体的な傾向として、メカノイズは大きい。街乗りでは少し気になるほどの大きなタペット音がしていたエンジンだが、フラッシングゾイルでエンジンフラッシングし、スーパーゾイルを添加すると、幾分かノイズは小さくなった。

9000回転からがレッドゾーンのエンジンだが、3速3000回転で60km/hを優に超えるので、街乗りでは持て余す程度のポテンシャルがある。正直なところ、スピードを抑えて乗るのが大変。
高速走行時は、5速3500-4000回転で100km/h程度。

実燃費

リッターあたり12kmという、バイクにあるまじき数値。それでも、'05年までのキャブレター仕様はレギュラーガソリンで乗れるので、ハイオク仕様が標準となった最近のビッグマシンに比べれば、あるいは...

排気音

大排気量のせいか、純正マフラーでも排気音はかなり大きい。ヤマハ音楽教室を開講できる。

今までにやってあげたこと

フラッシングゾイル / スーパーゾイル:予算の都合上、高走行車を購入してしまったので、これで少しは良くなるかと思い試してみた。

元々ノイズの大きいエンジンだが、少しノイズが小さくなった。副次的効果として、アクセルレスポンスが良くなり、少しのアクセルワークでエンジン回転数が上がりやすくなったと感じる。

モリワキのエンジンスライダー立ちごけは致命傷と心得よ

デイトナスマホホルダー・USB電源:ツーリングに手放せない。しかしながら、googlemapをナビ代わりにすると、目的地に行くまでに遭遇できる面白い場所を見失いがちになるので、ツーリングマップルの方がよいのかと模索中。


ジャンク屋で買ったシートバッグ:これがツーリングに必須。背嚢を背負ってバイクに乗ると非常に疲れる。これを買う前は、リュックをツーリングネットでシートに括りつけていたが、バイクに乗るときにいちいちこのような事をしていては、バイクに乗る意欲が知らず知らずのうちに削がれるだけだ。


リアキャリア(ライディングスポット製):キャンプ道具を積めるような仕様、せめて、近場に買い物へ行き、ビール缶6本くらいは積んで帰れるようにしたいと思い、取り付け。シートバッグの取り付け位置を後ろにずらせるようになり、楽なポジションをとれるようになった。キャンプは未検証、いずれやりたい。


ETC(元々付いてた)

強化クラッチ(元々付いてた)

取り回し・足つき

シート高は795mmで、身長170cm(公称)の筆者としては、シートにまたがったまま後退できるビッグマシンはこれしかないように思える。

大型バイクの中では、取り回しはかなり良い方だと思う。

総評

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XJR1300を前にすると、早く行こう、と語りかけられているように感じられる。シートに跨れば、さらにこのバイクと対話することになる

排ガス規制に対応できず、生産終了となって久しいXJR1300。

更に乗りこなし、このバイクの特性を知るのが楽しみです。

近況

長らくご無沙汰していました。

今、縁あって、出身地とも大学のあった地とも異なる場所で職を得て生活しております。

私の住処は、自然豊かで、20-30km足を伸ばせば、ツーリングスポットの多くある土地です。

新型ウィルスで海外へ出られない今、バイク(XJR1300), 写真(Fujifilm X-Pro2, NIkon New FM2) を中心に、細々と更新する心算です。


(了)