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オントロ Photoblog

カメラで描く日常と非日常

まつりつくば2016 神輿パレードからの祭り考

撮影地:茨城県つくば市
撮影日:2016年8月28日

現在でこそつくば市は学園都市・科学の町として喧伝されているが、研究機関・大学をこの地に集積するにあたっては、もともと住んでいた土着の民と、研究者ら新住民との文化の差・意識の差が否みがたいものであった。このままでは彼らの対立は必至―そこで新旧住民の交流の場として設けられたのが「まつりつくば」という訳である。

多数の露店はもちろん、大道芸人のパフォーマンスイベント、夜のねぷたパレード...これに2014年から秋田竿燈も加わり、更にカオスな様相を呈するようになった。この街の多様性を示しているようなものである(日本にいながら、窯焼きのナンやインドカレーを食えるのは有り難いが...)。
人工物や経済を集積するということは、人を集めるということでもある。

この祭り一番の見せ場(コンテンツ)であるパレード。つくば市中心街の大通りを完全封鎖しての行進は圧巻。盛り上がりが凄い。


爆音で学園通りを占拠するDJ山車。これがあるのもまつりつくばの特徴


地域に受け継がれる祭礼行事でも、「こんな行事いらねえよなぁ」というのが本音ということが少なくない。準備だけが大変で、労働に見合う成果がない行事がまさにそれだ。
そのような厳しい現状の中、まつりつくばはなぜ続くか。


チビッコ達も妖怪ウォッチの山車を引く

歴史的な祭りならば、住民に意識できる形で歴史的な象徴が必要だ。一体感を感じられるような祭りには、面白いと思われるコンテンツが必要だ。思うに、どちらか一方が欠けた祭礼行事は、滅びるべくして滅んでゆく。今も日本にある祭りには、どちらかがあるはずだ。逆にどちらかが用意できれば今から祭りをつくることも可能と思う。

地域創生に、いわゆる「ゆるキャラ」やアニメ聖地が手っ取り早い。今はアニメがコンテンツだ。時がたてば、今年大ヒットしたポケモンgoのようにAR(仮想現実)がコンテンツになっていくのかもしれない。

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