東尋坊の夕日 (福井旅行 3)
東尋坊は、福井県坂井市にある景勝地だ。奇岩が多く、それらが織り成す夕日の風景は、絶景である。
見ると幸せになれるような、そんな夕日であった。
帰り際、岩まで続く土産物店の通り。道に光が反射し、ダイヤモンドダストのように光り輝いている。東尋坊から帰ってくる時にのみ、これは見られる。
僕らが旅行に行った時には『東尋坊ハートカクテル』と題したイベントが行われており、夕日観覧船が運航していた。ミュージシャンを招いており、彼らの落ち着いた音楽も聴けて、夕日と調和し、たいそう良い時間を過ごす事ができた。
更にポケモンGOを楽しむ人も多く、その日の東尋坊は意外なほどに賑わいを見せていたのであった。
このカメラで撮っています。
PENTAX デジタル一眼レフ PENTAX K-S2 ダブルズームキット (ブラック) PENTAX K-S2 WZOOMKIT (BLACK) 11612
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: Camera
福井県立恐竜博物館 (福井旅行 2)
勝山市内で海鮮丼を食し、英気を養った一行が次に向かったのは、福井県立恐竜博物館であった。
国内の博物館でこれほど興奮したのは数年ぶりだった。スケールの巨大な恐竜骨格展示は、博物展示の白眉とも言えるだろう。館内は自由に撮影でき(フラッシュ・三脚は禁止)、撮影する喜びを味わった。多くの人々が、おのおのスマートフォンやカメラで撮影しているのを見ると、フィルムカメラしかなかった頃とは「写真」というメディアの性質が大きく変容した気がしてならない。
さて、展示されているのは、カメラも文明も言語もなかった時代の遺物である。
展示されているのは骨格の復元だけではない。恐竜の姿そのものも、復元されている。
この赤い光...この夏に観た『シン・ゴジラ』を思い出した。
博物館を満喫し、次の目的地へと向かおうとした刹那、館内の吹き抜けから光が差す。それまで曇っていた空が晴れてきた。
外へ出ると、それまで存在していた厚い雲は風に乗り姿を消し、空が澄み渡っている。
我々は予定を変更した。
「今日は、東尋坊へ行くか...。夕日を拝めるチャンスは、今日しか無い...」
今年の九月は曇天・雨天続きで、なかなか良い天候条件に恵まれることがなく、旅行日程中も雨が降ることが予想されていたからだ。
結果的にこの決断は吉と出た。
(福井旅行 3へ続く...)